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こんな時は何科が正解か判断が難しいスポーツのケガ

スポーツでケガをしたら、と聞くとまず真っ先に行先として挙がるのは整形外科です。
確かに整形外科は骨折、靭帯断裂、筋挫傷と様々なスポーツに関するケガに対応してくれそうなものです。
しかし、爪を怪我した場合はどうでしょうか。
野球でボールを投げたら、バレーでブロックしたら、誰かに踏まれて爪が割れた、という話もよく聞きます。
爪というのは一応、皮膚の延長としてタンパクが規則正しく並んで形成されるものですので、皮膚科が妥当でしょうか。
それとも、指先の圧力を受け止める基盤の役割を果たし、ものをつかみやすくする作用を示す運動器ですから、整形外科でしょうか。
こういう疑問に対してはどちらでもよい、と言わざるを得ません。
皮膚科ですと感染症などに対して手厚いケアが受けられるでしょうし、運動器としての爪を専門にしている整形外科のお医者さんもいらっしゃいます。
手近なほうを受診することをおすすめします。
そもそも爪はどうしてケガをするのか爪、というものは前述のとおりケラチンというタンパク質が規則正しく並ぶことによってできた構造物で、指先にかかる圧力を受け止める支持基盤としての働きを果たします。
ですので、野球でボールを投じるときなど、爪が受け止める圧力が許容範囲を超えて大きくなると割れる可能性があります。
ですので、指先でボールを扱うスポーツでは爪にボールが当たっていないのに爪が割れる、ということも少なくないのです。

また、爪は比較的成長や代謝の早い構造物ですが、それは2本の動脈による血流支配に支えられています。
血流に富んだ組織ですので、何らかの形で出血をすると思ったより出血が多い、というのもしばしばです。
また、血栓になって爪を押し上げることで痛みを生じさせたり爪がはげる原因にもなったりします。
巻き爪はどうしてなるのか、そのメカニズム巻き爪になったことのある方はこの苦しみが分かるでしょう。
足に特に起こりますが、爪が端のほうから内側に巻き込み、酷い場合は引くに抉りこむようになるため、とても痛いです。
この原因は爪にかかる圧力の向きにあります。
爪というのは垂直に圧力を受ける場合は扁平なのですが、斜めから圧力を受けるとうまくはたらくことができません。
ですので、習慣的に斜めからの圧力にさらされた爪は普段かかっている斜めの圧力に対して垂直な面を構成しようとします。
それが巻き爪です。

巻き爪の治療法は爪の角を切ることではありません。
爪の下の組織を傷付けた場合、感染症のリスクがあるほか、根本的解決にならずまた巻いてしまう可能性が高いのです。
ですので、きちんと圧力が垂直に爪にかかるような生活を送ることで巻き爪は防止し、万が一なってしまった場合は整形外科あるいは皮膚科に相談しましょう。

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